2008年5月31日土曜日

救急救命講習会

今朝の体重 84.6kg


以前“市政だより”に、救急救命講習会というのが載っていて、それをみた私は迷わずすぐに夫婦で予約しました。二人とも規定以上に太っている酒飲み夫婦。いつ心肺停止状態に陥っても不思議ではありません。それに昔からこんな大切な技術を本でしか読んだこと無くて、実際に重要な場面で困ったらいけないと思っていたからでです。

福岡中央消防署の3階で、10時から講習が始まりました。
最初はビデオで初期対応の重要性を見て、それからいよいよ実習です。
しばらくしたら私も忘れそうですので、復習がてら手順を書いておきます。

①倒れている人と見たら、近寄って肩を叩きながら「大丈夫ですか?」と2~3回声かけする。
*肩とか叩きながら声をかける。私は練習で人形の頬を何回も叩いていました。
②意識がない場合、救急車を呼ぶ。
*誰もいなければ、まず119番へ自分で通報することを優先します
周りに人がいたら、周りの人に役割をふる。
「誰か~、」ではなく、周りの人に指名するほうがちゃんと動いてくれるそうです。
*あなた(と指名する)は119番(救急車と言うより具体的な番号を言う)に連絡してください。
*あなた(と指名する。救急車係と別の人)はAED<自動体外式除細動器>を持ってきてください
③気道(空気の通り道)を確保して、呼吸の有無を確認する。
*片手を額にあて、もう片方の手の人差し指と中指の二本をあご先に当て、頭を後ろにのけぞらせ、あごを持ち上げて気道を確保します。
*約6~10秒、呼吸の空気の流れがあるか、自分の頬を向けて確認する。胸の上下があるかどうかもみる。
*あご先に当てた指が、のどの柔らかい部分を押さえないように注意する。気道確保どころか、気道を遮断しかねない。
④呼吸がない場合、人工呼吸を開始する。
気道を確保したまま、傷病者の鼻をつまみます。その際は、鼻の入り口を完全にふさぐようにつまみ、自分の口を大きくあけて傷病者の口を覆い、空気が漏れないようにして、1回約一秒間をかけて2回吹き込みます。
*一秒以上吹き込むと、胃に空気が入り、嘔吐することがあるので、あまり長く吹き込まないこと。
*1回目と2回目は一旦口を離すこと。
*2回やっても、傷病者の胸部が膨らまない場合は、人工呼吸にこだわらず、胸骨圧迫(心臓マッサージ)に移ること。
*嘔吐・出血等で、傷病者と口を合わせることが不安な場合は、次の胸骨圧迫圧迫だけでもかまわない。
*鼻の中ほどではなくて、入り口をきっちり押さえて、空気を漏らさないのが大事!
⑤胸骨圧迫(心臓マッサージ)30回
*乳頭と乳頭を結ぶ線の真ん中に、片方の手の付け根をおきます。
*胸骨が約5cmくらい沈む力で、リズミカルに押す。リズムとか速さは「世界に一つだけの花」と同じリズムが最適とのこと。ただし、施術中に歌うのはまずそう。
⑥胸骨圧迫30回と、人工呼吸2回を交互に行う。AEDがあれば、AEDのアナウンスの指示に従う。
⑦呼吸が戻るまで⑥を繰り返す。

今まで、何となく本で読んでいただけの知識ですが、何回か人形(仮称アンドリュー君)に人工呼吸と、心臓マッサージを行ったので、少し実用性が高まった気がします。
昔は心臓マッサージ15回と、人工呼吸2回(?)と習っていたのですが、やはり医学上の技術というのは、日々変わっているのですね。

この他習った大事な緊急手当ては下記の二点です。
止血法
“直接圧迫止血法”
*傷口を十分に押さえる大きさの清潔なガーゼやタオルを当て、その上を強く押さえます。
傷口を心臓より高くしておきます。
*感染防止のため、直接血液に触れないようにする(ビニール袋などをかぶせた手で、施術するなど)

以前は、出血箇所より心臓に近い場所の動脈の位置を押さえて・・・とか、難しく教わっていて、「血管の位置はどこ!? 無理!」と思っていましたが、これならできそうです。

あと、骨折については
①骨折部位は動かさない。病院へ運ぶときもしっかり固定し、骨折部位に負担をかけないように注意する
②骨が飛び出している場合でも、元に戻さない。また、傷口は洗わない。
③強く固定しすぎると血行障害を起こすことがあるので注意する。その観察のためにも、指先や足先が見えるようにしておく。
*つまり、心配停止状態の場合は一分一秒を争うので、素人でもできるだけのことをするべきだけど、骨折とかは、素人が不用意に処置しなくてもいいことが多いということでしょう。もちろん、大変な出血を伴う場合は別ですが。

ちなみに、私たちが119番に連絡すると、火事と救急のいずれかをまず聞かれます。 それから、傷病者の状態や、住所、その他もろもろ確認されます。 急ぎなので、気持ちに余裕が無いのはとってもよくわかりますが、オペレーターの質問にできるだけ冷静に応対し、事態の解決をはかるべきだとおもいます。 オペレーターさんは、のんびり細かい話を聞いているわけでなく、話を聞きながらほぼ同時進行で救急車(または消防車)の発動を手配しています。きちんと状況を説明することは、結果的に迅速な処置につながるので、落ち着いて対処したいと、マジで思いました。

研修中にも何件か救急車の出動要請があったようです。気をつけてチェックしていると、最初のアナウンスから出動までものの1分もかかりませんでした。すばらしい機動力です。 救急車のありがたさも、ひしひしと感じた一日でした。

講習会の後は、浄水通の“SとK(仮名)”という店でランチをとり、それから、動・植物園でのんびり散策しました。天気も良く、風もさわやかで、幸せなひとときを過ごすことができました。
*“SとK”の偏屈なシェフについては、機会があればまた書きたいと思います。

味は大したことないのに、自己中なシェフで、雰囲気はかなり・・・・・・・・。
もう二度と行かないので悪口は書かないほうがいいのかしら?
いえ、悪口を書くと決めたわけではないのですが、悪口以外書くことないというか・・・。

午後、動物園で巨大なライオンやトラにビビッていたころ、空手仲間のSちゃんから、遊ぼうってお誘いあり。結局今日は、動物園のあと、マッサージに行き、スーパー銭湯でのぼせ、『呉朝明』で夜中まで空手や筋肉や、ブルースリーの話題で盛り上がって終わりました。
どうしよう。食べ過ぎた・・・。

朝食 胡桃とレーズンのパン1枚、ヨーグルト1個
昼食 ガンボとオクラのトマトスープ、サラダ、パン、テキサスステーキ
夕食 ビール中瓶1本、焼酎お湯割り2杯、おつまみいろいろ・・・

運動 動・植物園散策 (?)

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